引越しした直後などに、家に自分宛ではない郵便物が届いた経験はありませんか?「前の住人の郵便物ウザいな…」なんて呟いてゴミ箱にサッと捨てたり、「内容なんだろう?おもしろそう…」と開封して中身を確認したりしていませんか?
それ、実はダメなんです。勝手に捨てた場合は、郵便法42条の「誤配達郵便物の処理」に反してしまいます。勝手に開封した場合は、刑法133条の信書開封罪という犯罪が成立し、1年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処される可能性があります。
「は、犯罪!?懲役!?」と驚くなかれ。この記事では、見覚えのない郵便物が家に届いたときの対処法を説明します。
目次
- 付箋を貼って街のポストにイン
- ひっかけ問題!よく見ると郵便物じゃないパターンに注意
- もう先住民への配送物で困らない
付箋を貼って街のポストにイン
付せん紙に「誤配達」と書いて郵便物の表面に貼り、街のポストに入れてください。簡単!まさにポストイット!これ、ちゃんと郵便局のサイトにも書いてある公式の情報なんです。
確実に前の住人のものだと思われるなら「転居済」と書くのもアリだそうです。
郵便局に持って行ってもOK
お近くに郵便局があるという方は、直接持って行って、「前に住んでいた人のものが届いてます」と言って渡しましょう。
筆者が実際に郵便局に持って行ったところ、「わざわざ持ってきていただいて、ありがとうございます」と言われました。とても気分がよかったです!しかも、その後ちゃんと届かなくなりました。
ひっかけ問題!よく見ると郵便物じゃないパターンに注意
街のポストにインする前に、その配送物が郵便物であることを確認してくださいね。クロネコDM便や飛脚メール便といった郵便局以外のサービスの場合は、それぞれの会社に連絡する必要があります。
配送物に「これは郵便物ではありません」等の記載があるので、配送サービス会社を確認しましょう。ゆうメールは郵便物と同じ上記の方法で大丈夫です。
飛脚メール便の場合
フリーダイヤル(0120-51-3333)に連絡するのがよいそうです。
クロネコDM便の場合
最寄りのサービスセンターか、フリーダイヤル(0120-01-9625)に連絡するのがよさそうです。
カンガルーPostalメール便の場合
最寄りの営業所を調べて連絡するのがよさそうです。
フクツーメール便の場合
最寄りの営業所を調べて連絡するのがよさそうです。
もう先住民への配送物で困らない
これでもう、たくさんの誤配物に悩まされることも、うっかり犯罪を犯してしまうリスクもなくなりました。新居で素敵な新生活をお楽しみください!
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