学生の中には、奨学金を利用して学校生活を送っている方もいらっしゃるかと思います。しかし学生の間はよくても、いざ社会に出て困るのが奨学金の返済。
今年、日本学生支援機構(東京)から借りた奨学金の返済を3カ月以上延滞している人の過半数が、返済猶予や返済額を減らす救済策を知らないことが、機構の調査で分かりました。
奨学金の制度には、意外と知られていないものがあるようです。今回はそんな「奨学金の猶予・減額制度」について紹介したいと思います。
2012年度の奨学金貸与者数は約131万人で、10年間で1.5倍に増加。一方、延滞者も同年度末に約33万人、延滞額は924億円に上り、返済を巡る問題は深刻化しています。
延滞者を...