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お蕎麦屋さんやとんかつ屋さんでよく目にする「松」「竹」「梅」のメニュー。多くの場合はそれぞれ値段の高い順となっていますよね。
また、こうしたメニュー以外でも様々な面で使われるこの「松竹梅」の等級の由来や意味をご存知ですか?
日本で使われるようになった「松竹梅」は元々中国の「歳寒三友」という3つの画題を指す言葉から来ています。
もともとは孔子の『論語』から生まれた言葉である「歳寒三友」は「冬の寒い季節に友とすべき三つのもの」という意味をもつ四字熟語で、また「歳寒」は乱世や逆境を意味しています。
冬の間もその緑を失わない松竹に、雪の中で花を咲かせる椿。やがてこの3つの植物は「清廉潔白・節操」とい...