何気なく存在しているのに重要度の高い「信号機」。交通の安全のためには必要不可欠なものですよね。
この信号機にも電気代がかかっているってご存知ですか?今回はそんな「信号機」にまつわる豆知識や電気代は誰が支払っているのかなどをご紹介します。
そもそも信号機って全国にどれくらいあるの?
信号機は全国に約20万基
信号機数が多い都道府県のトップ5は以下の通り。
- 1位:東京都・・・15,730基
- 2位:愛知県・・・13,322基
- 3位:北海道・・・13,053基
- 4位:大阪府・・・12,290基
- 5位:埼玉県・・・10,295基
3大都市のひとつ大阪府よりも北海道が多いのは意外な気もしますが、面積で考えれば当然なのかもしれないですね。
20万基の電気代、実際いくら払ってる?
信号機や電光掲示板を合わせると…1年120億円!
信号機や電光掲示板の大半が電球を使用しています。これらの電気代は1年で約120億円。すごい額ですが、20万基あるのでこれくらいはするのかもしれないですね。
LED化することで、電気代は安くなりますが、発熱しにくいため、積雪するような寒冷地での設置が望ましくありません。また、浮いた電気代で工事費用分をチャラにするには40年以上も必要ということから、切り替えは4割ほどしか進んでいない状況なのです。
電気代を支払っているのは誰?
正解は…各都道府県の警察
信号機の電気代は、基本的にはその信号機が設置されている都道府県の警察が支払っています。ただ、莫大な金額なので「住民の税金」や「スピード違反」・「駐車違反」といった罰則金の一部でもまかなわれています。
電球切れすることはないの?
基本的には電球切れにならないように寿命になるかなり前に交換しています。ですが、ごく稀に電球切れすることもあるんだとか。
しかし、巡回中の警察官や市民からの通報により、保守請負業者へ連絡が入り、24時間365日体制で安全を守ってくれています。
電気代の支払い主は、あなたの予想通りでしたか?
市区町村などの自治体かと思いきや警察なんですね。これは知らなかったという方も多かったのではないでしょうか。
ぜひ身近な人に質問して、豆知識を自慢しちゃいましょう!