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わかるようでわからない…「シュール」の意味と使い方

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意味がよくわからないのに、とりあえず笑っておいたという経験はないですか?特に知らない言葉や突っ込みだとその場の雰囲気に流されて、なんとなくわかった気になることもあるものです。

そんななか「なにそれ~!シュール~!」と言われ、とりあえず合わせておいたという経験も誰もが一度はあるはずです。わかるようでわからない、わからないようでちょっぴりわかった気もする「シュール」という言葉。

ここでは、そんな「シュール」の意味と使い方についてご紹介します。

「シュール」の意味と使い方

「シュール」を辞書で引くと「表現や発想が非日常的・超現実的であるさま(goo辞書より)と出てきます。とはいえ、「発想が非日常的で超現実的?なにそれ矛盾してない?」とますます頭を悩ませてしまいますよね。

というわけで「シュール」の意味について3つにわけてみました。

意味1:現実にはありえないけど、実際にあったら怖いこと

現実的に考えて絶対にないと思いつつも、実際にあったら「怖いなぁ」「面白いなぁ」「すごいなぁ」と感じるものを「シュール」と表すことがあります。限りなく現実に近い世界で、想像する余地があるものの、実際には起こりえないといったことを指します。

【使い方】

男:「この間、人面魚見たんだよね」
女:「えー嘘でしょ?」
男:「いや、マジ!その人面魚が温水洋一に似ててさー」
女:「なにそれ、めっちゃシュールだわー」
「シュールなギャグ~」というのもこの類ですね。

意味2:現実をありえない形で表したもの

個性的過ぎてついて常人ではついていけないものに関して「シュール」と皮肉を言うことがあります。また、およそ理解しがたい芸術や新しすぎるアートに関して「シュール」という言葉が使われることもあります。

【使い方】

女:「この間ファッションショーを見に行ったんだけど、モデルさんが頭に紙袋をかぶってたの!前衛的というかなんというか…。写真撮ったから見てよこれ」
女:「わー、すごい。シュールで笑える~」
「シュールな表現~」というのもこの類です。

意味3:実際に起こっているものの非現実的なシーン

実際に目にしているものの、どこか非現実的で受け入れがたい光景を目にしたときに使います。職場にネギが落ちていたり、学校の机にこけしが置かれていたりといった意味の分からない光景に遭遇したときにシュールという言葉を使うことも。

【使い方】

女:「この間、女子高生の制服着ているおじいさんがデパートでハンドクリームを買ってたの」
男:「ずいぶんシュールだね」
「シュールな光景~」といったシーンに使われます。

おわりに

というわけで、さまざまな非日常的なものを指す言葉、シュール。一度意味を習得してしまえば、気軽に使うことのできる身近な言葉です。変なものを見せられてリアクションに困ったときなど、とりあえず「シュールだね~」と言っておきましょう!

(image by amanaimages)


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