国によって使っている言葉や文化はさまざま。それは「コンドーム」だって同じこと。その愛称は、妙に納得出来たり、微笑ましいものばかりです。
ここでは、コンドームの歴史から世界各国の愛称まで、コンドームにまつわる豆知識をご紹介いたします。
日本では「ゴム」「スキン」とも呼ばれていますが、海外では何と呼ばれているのでしょうか。もしかしたら、思わず「こんな風に呼んでみたい!」なんて思ってしまう愛称があるかも…?
そもそもなぜ「コンドーム」っていうの?
もともとコンドームの祖先となるものは、紀元前3000年頃からヤギや豚など動物の盲腸や膀胱を原料にして作られていました。
それから長い年月が過ぎ、17世紀のイギリスにて。当時の王様・チャールズ2世があまりにも子沢山すぎることを心配した王室が、お抱え医師に命令して避妊具を開発させました。
そのお医者さんの名前が、コンドームさんです。
コンドーム医師はもとから存在した避妊具を改良し、現代のコンドームの原型となる避妊具を発明し、自らの名前にちなんで「コンドーム」と名付けたそうですよ。名前の由来については諸説ありますが、このコンドーム医師にちなんでというのが最も有力な説と考えられています。
世界各国でのコンドームの愛称
そんなコンドームは、世界ではどのような愛称で呼ばれているのでしょうか。ひとつずつご紹介していきます!
オーストラリアでは「愛のグローブ」
男性の精液を受け止めるというコンドームの役割を、二人の愛を受け止めるグローブにたとえてこう呼ばれるようになったそうです。
心なしか、しっかり避妊できそうで頼もしく感じます。
ポルトガルでは「ビーナスのシャツ」
なんとも優美な呼び名ですね。
男性のエチケットであるコンドームを、誰かが小粋な呼び名で呼んでみたのがいつのまにか広まったそうです。
ブラジルでは「小さなシャツ」
同じシャツでもこちらはちょっと違います。コンドームが男性器にピタリとフィットした姿が、小さめのシャツに似ているのでこう呼ばれるようになったそうです。
香港では「防弾チョッキ」
コンドームの役割を考えると、なるほどと頷いてしまいます。
望まない妊娠や性感染症の伝染を銃弾にたとえ、それらを避けるためのコンドームは防弾チョッキというわけですね。
セネガルでは「茂みの帽子」
茂みとはズバリ、陰毛のことです。陰毛の茂みの中から覗くコンドームを帽子にたとえた呼び名です。
西アフリカの国・セネガルらしい、どことなくワイルド感ただよう愛称ですね。
ドイツでは「淫らな袋」
ドイツ人の真面目な国民性からは意外なほどに直球の愛称。なんだか赤面してしまいそうです。
二人の淫らな欲望を受け止めるための袋といった意味のようです。
コンドーム、あなたはなんと呼ぶ?
世界では、さまざまな愛称でコンドームのことを呼んでいるようです。
国や言葉が違っても、コンドームの役割は同じ。どれもこれも意外で面白いけれど、なんとなく理解できるような気もしますね。
さて、あなたが愛称をつけるなら、なんと呼びますか?